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栃木県鹿沼市からの報告 by 林良樹

4月5日 朝、被災地を訪れている林良樹から連絡がありました。

福島県飯館村の村長と昨晩、お話しをしたところ、
「基本的に申し出はありがたいですが、避難した村民は
今どんどん戻って来ているので状況を見てみます。」
とのことです。

その後、事務局宛に来た報告メールを転載します。

4月5日 午後9:02に届いたメール:

支援村のみなさま

今日は、栃木県鹿沼市にて宿泊しています。

飯館村の方が、80人ほど避難しているとの情報を得たので
鴨川に向かう途中、栃木県に寄りました。

総合体育館には、約200名の避難民がいました。

飯館村の他に、大熊町や南相馬市の方々がいました。

彼らの中には、地震、津波、原発の三重苦の被災者がおり、
もう帰るところがない人たちがいました。

最初、3つの地域のリーダーに支援村の話しをしたら、
この話しは、他の地域の興味のある人に直接聞いてもらった
ほうが良いということになり、
急遽、鹿沼市の自治体と話しあいをし、
明日の午後3時から支援村の
説明会を開いていただくことになりました。

福島原発の近くの住民とお話ししましたが、もう一生ふるさとには
帰れなくなりましたと、目に涙をためておっしゃっていました。

本当に、すべてを失った人たちがここには、いました。

もう、必然的に新しい土地に行き、いちから始めるしかありませんと
無念そうに語っていました。

地震や津波ならまだしも、原発だけはどうにもならないと、
肩を落としため息をついていました。

もう、本当に原発だけは嫌です!と、
若いお母さんは、下を向いて悔しそうに言っていました。

明日、話して反応があるか分かりませんが、
支援村と鴨川について説明して来ます。

夜遅くなると思いますが、明日には鴨川へ戻れると思います。

良樹